便秘 コロコロ便の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
70代男性
震災の疲れから 肺炎で入院しました。
退院から1週間になりますが便秘で困っています。
食事にも気をつけて野菜も沢山食べていますが、コロコロ便は治りません。
体力にも自信がないので、漢方相談しました。
震災後、ガレキの運搬作業をしていたようで、この所の寒さで肺炎を起したようで、さらにコロコロ便に悩んでいたようです。
中国医学の五行学説には、肺と大腸は密接な関係があり、肺にトラブルが有ると大腸に影響を与えます。さらに、肺は乾燥をきらい、潤いと温性を好み、大腸も潤いが無ければ乾燥し便秘となります。
男性のタイプは、潤い不足の肺陰虚、冷え体質、エネルギー不足の気虚の体質でした。感染予防の養生茶に肺の潤いを補い、便秘や病後の養生を提案しました。
再来され、便秘も改善し、病後の体調も少しづつ良くなっていますと報告されました。
中国医学には、「未病先防」という病気になる前に予防する考えがあり、
「病後の養生」も再発しない為の大切な養生法です。
「扶正袪邪」も免疫力を高め、邪気を寄せ付けないという中国医学の真髄です。
常にウイルスの型を変えるインフルエンザなどは、季節前にワクチンを用意しても
流行のワクチンの型が異なるケースが多く、対応が追いつかない現状が有ります。
中国医学の扶正袪邪、未病先防は基礎的な免疫力を高める事で、
病後の養生法で再発を防ぐ事が出来る、中国医学の良さです。
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